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学習・心理学概論行動主義とは
英語: Behaviorism ・ 更新日 2026-10-03
行動主義とは、観察できる行動だけを心理学の研究対象とする立場のことです。1913年に心理学者ジョン・ワトソン(John B. Watson)が発表した論文をきっかけに広まりました。
01行動主義をくわしく
行動主義は、意識や心の中の出来事ではなく、外から観察できる行動だけを科学的な心理学の対象とする立場です。1913年、心理学者ジョン・ワトソンはコロンビア大学での講演をもとにした論文「行動主義者から見た心理学(Psychology as the Behaviorist Views It)」で、心理学は「純粋に客観的で実験的な自然科学の一分野」であるべきだと主張しました。
この1913年の論文は、後に「行動主義宣言」と呼ばれるようになりました。2014年の論文(Malone, The Behavior Analyst)は、ワトソンが行動主義を広めた中心人物であることを認めつつ、行動を心理学の対象とする考え方自体は1913年より前から存在しており、ワトソンは「創始者というより体現者」に近いという見方を示しています。
一方、同じ雑誌に掲載された2014年の論文(Reese, The Behavior Analyst)は、ワトソンが「行動主義」を掲げた論文を最初に発表した人物であり、その後も自ら著作を重ねて行動主義を広めたことを重視し、ワトソンを行動主義の創始者とみなす立場を示しています。
このように、「ワトソンが行動主義を発明した」と単純に言い切ることはできず、歴史的には見方が分かれています。ただし、1913年の論文が行動主義の広がりにおいて重要な出来事だったことは、研究者の間で共通して認められています。
02身近な例
動物の実験で、「何を感じているか」ではなく「どんな反応をするか」を記録して心の働きを調べるやり方には、行動主義の考え方の影響が残っています。
03講座で学ぶ
行動主義は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
行動主義とは何ですか?
行動主義とは、観察できる行動だけを心理学の研究対象とする立場のことです。1913年のワトソンの論文をきっかけに広まりました。
行動主義はワトソンが発明したのですか?
単純にそうとは言い切れません。行動を重視する考え方自体は1913年より前からありましたが、ワトソンの論文が行動主義の広がりにおいて重要な出来事だったことは研究者の間で認められています。ワトソンを「創始者」とみなすか「広めた人物」とみなすかは、研究者の間でも見方が分かれています。
行動主義と認知心理学の違いは?
行動主義は観察できる行動だけを研究対象としますが、認知心理学は記憶や思考など、直接は観察できない心の情報処理も研究対象にします。