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社会心理学

同調とは

英語: Conformity ・ 更新日 2026-10-02

同調とは、周囲の意見や行動に合わせて、自分の判断や行動を変えることです。1950年代のアッシュによる線分判断の実験以来、繰り返し研究されています。

01同調をくわしく

同調とは、周囲の意見や行動に合わせて、自分の判断や行動を変えることです。心理学者アッシュ(Solomon Asch)は1956年の研究で、簡単な線分の長さを判断する課題を使った実験を行いました。参加者はサクラである他の回答者たちと一緒に、どの線が基準線と同じ長さかを答えますが、サクラが全員一致でわざと間違った答えを言う場面が設定されていました。

この実験では、本来なら明らかに分かる課題であっても、周囲の全員が同じ誤った答えを言うと、参加者の一部がそれに合わせて誤った答えを選んでしまうことが示されました。少なくとも1回は周囲に同調した参加者が多数にのぼり、同調しなかった参加者も一定数いました。

1996年にボンドとスミスが発表したメタ分析では、17か国133件の研究データをまとめ、同調の起こりやすさには文化差があり、個人より集団の調和を重視する傾向が強い文化圏ほど、同調率が高くなりやすいことが示されました。また、周囲の意見が全員一致している場合に同調が強まり、1人でも異なる意見を言う人がいると同調が弱まることも知られています。

02身近な例

会議で自分の意見と違う発言でも、他の全員が同じ意見を言っていると、つい合わせてしまうことがあります。これは同調の典型的な例です。

03講座で学ぶ

同調は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第12章同調と服従はなぜ起きるか。アッシュとミルグラムの実験

FAQよくある質問

同調とは何ですか?

同調とは、周囲の意見や行動に合わせて、自分の判断や行動を変えることです。1950年代のアッシュによる線分判断の実験で繰り返し確認されました。

同調と服従の違いは?

同調は、権威を持たない周囲の人々(対等な立場の集団など)に合わせて判断や行動を変えることを指します。一方、服従は権威を持つ人からの指示にしたがうことを指し、対象となる相手の立場が異なります。

誰でも同調してしまうのですか?

アッシュの実験では、同調しなかった参加者も一定数いました。また、周囲の意見が全員一致でない場合は同調が弱まることが知られており、同調の起こりやすさは状況や文化によって変わります。

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向社会的行動傍観者効果偏見内集団ひいき服従情報源の信頼性効果

出典

  1. Asch, S. E. (1956). Studies of independence and conformity: I. A minority of one against a unanimous majority. Psychological Monographs, 70(9), 1-70.
  2. Bond, R., & Smith, P. B. (1996). Culture and conformity: A meta-analysis of studies using Asch's (1952b, 1956) line judgment task. Psychological Bulletin, 119(1), 111-137.

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