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心理学研究法交絡変数とは
英語: Confounding variable ・ 更新日 2026-10-03
交絡変数とは、調べている2つの変数の両方に影響を与え、見かけ上の関連を生み出してしまう、別の変数のことです。
01交絡変数をくわしく
交絡変数とは、研究で注目している「原因」と「結果」の両方に関連する、別の変数のことです。2012年の総説(Tilaki, Caspian Journal of Internal Medicine)では、ある変数が交絡変数となるためには、注目している原因側の変数と関連があり、かつ結果の独立した危険因子であり、原因と結果を結ぶ経路の途中に位置しないことが条件とされています。
例えば「コーヒーをよく飲む人ほど心臓病になりやすい」という関連が見られても、喫煙のようにコーヒーを飲む習慣とも心臓病とも関連する別の要因があると、見かけ上の関連が生まれることがあります。この第三の要因が交絡変数です。
2013年の論文(VanderWeele & Shpitser, Annals of Statistics)は、交絡変数をより厳密に定義しようとする統計学的な試みで、ある変数を調整することで交絡を取り除ける必要最小限の変数の集合に含まれるものとして交絡変数を位置づけています。
交絡変数を考慮せずに2つの変数の関連だけを見ると、因果関係を誤って推測してしまう恐れがあります。観察研究の結果を読むときは、交絡変数が適切に考慮されているかを確認することが重要です。
02身近な例
「朝食を抜く人ほど成績が低い」というデータだけでは、朝食と成績の因果関係を断定できません。生活習慣全般など、両方に関わる交絡変数が影響している可能性があるからです。
03講座で学ぶ
交絡変数は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
交絡変数とは何ですか?
交絡変数とは、調べている2つの変数の両方に影響を与え、見かけ上の関連を生み出してしまう、別の変数のことです。
交絡変数と相関の違いは?
相関は2つの変数の間に見られる関係そのものを指しますが、交絡変数は、その関係を見かけ上生み出している第三の変数を指します。交絡変数の存在に気づかないと、相関を因果関係と誤解しやすくなります。
交絡変数はどうすれば防げますか?
ランダム化比較試験のように参加者をランダムに群分けする方法や、統計的に交絡変数の影響を調整する方法などが使われます。観察研究では、交絡変数の影響を完全に取り除くことは難しいとされています。