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心理学研究法

統計的に有意とは

英語: Statistically significant ・ 更新日 2026-10-03

統計的に有意とは、得られた結果が、偶然のばらつきだけでは起こりにくいと判断される基準を満たしていることです。

01統計的に有意をくわしく

統計的に有意とは、研究で得られた結果が、偶然のばらつきだけでは説明しにくいと判断されることをいいます。一般には、p値と呼ばれる指標があらかじめ決めた基準(多くの場合0.05)を下回ったときに「統計的に有意」と呼ばれます。

2016年の論文(Greenland et al., European Journal of Epidemiology)は、p値や統計的有意性に関する25の代表的な誤解をまとめています。その中で、p値は検証している仮説(帰無仮説)が正しい確率ではなく、その仮説が正しいと仮定した場合に、観察されたデータ以上に極端な結果が得られる確率であることが強調されています。

同じ論文は、統計的有意性と科学的な重要性を混同してはいけないとも指摘しています。特に大規模な研究では、実際にはごくわずかな差であっても統計的に有意になることがあります。

2016年の別の論文(Kim & Bang, Dental Hypotheses)も、p値の役割が過度に強調されてきたことを指摘し、p値が大きいことが「差がない」ことを意味しない点や、複数の検定を行うと誤って有意と判断されやすくなる点など、代表的な誤用を挙げています。

02身近な例

「新しい学習法を試したグループの方が平均点が高かった」という結果が出ても、それが統計的に有意でなければ、偶然の差である可能性を否定できません。

03講座で学ぶ

統計的に有意は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第2章なぜ心理学は研究法を学ぶのか。直感と実証のちがい

FAQよくある質問

統計的に有意とは何ですか?

統計的に有意とは、得られた結果が、偶然のばらつきだけでは起こりにくいと判断される基準を満たしていることです。

統計的に有意と実際に意味のある差の違いは?

統計的に有意であることは、結果が偶然では説明しにくいことを示すだけで、その差が実生活で重要な大きさかどうかとは別の問題です。大規模な研究では、ごくわずかな差でも統計的に有意になることがあります。

p値が小さいほど効果が大きいのですか?

いいえ。p値は効果の大きさを直接表すものではなく、結果が偶然では起こりにくいかどうかを示す指標です。p値が小さいことと、効果が大きいことは必ずしも同じではありません。

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確証バイアス再現性独立変数従属変数相関係数交絡変数

出典

  1. Greenland, S., Senn, S. J., Rothman, K. J., Carlin, J. B., Poole, C., Goodman, S. N., & Altman, D. G. (2016). Statistical tests, P values, confidence intervals, and power: A guide to misinterpretations. European Journal of Epidemiology, 31, 337-350.
  2. Kim, J., & Bang, H. (2016). Three common misuses of P values. Dental Hypotheses, 7(3), 73-80.

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