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心理学研究法確証バイアスとは
英語: Confirmation Bias ・ 更新日 2026-10-03
確証バイアスとは、自分の考えや仮説に合う情報ばかりを集めたり、都合よく解釈したりする心の働きのことです。心理学者ニッカーソンが1998年にまとめた研究で広く知られるようになりました。
01確証バイアスをくわしく
確証バイアスとは「自分の信念と一致する証拠を求めたり過大に評価し、矛盾する証拠を避けたり過小に評価する傾向」のことで、2022年のKaandersらの論文でもこのように説明されています。
同論文の実験では、参加者がドットパターンを比較して最初の選択をした後、追加情報を自由に見られる状況で、選んだ方のパターンを長く見る傾向が見られ、最初の判断への確信が強いほどこの偏りが強まりました。アイトラッキングを使った別の実験では、能動的に情報を探すときにこのバイアスが生じ、情報を受け身的に提示されただけでは生じないことも分かりました。つまり確証バイアスは、証拠の重み付けの問題だけでなく、自分から偏った情報収集をしてしまうことに根があると考えられます。
確証バイアスは研究者自身にも生じえます。2013年のvan WilgenburgとElgarは、アリの巣仲間認識に関する79件の研究を調べ、観察者が仮説を知らない状態で評価する「盲検法」を使った研究はわずか29%だったと報告しました。盲検で行われた研究では73%が巣仲間間の攻撃を報告したのに対し、盲検でない研究では21%にとどまり、非盲検研究の効果量は盲検研究のおよそ2倍でした。
この結果は、研究者の期待が無意識のうちにデータの収集や解釈に影響しうることを示しており、確証バイアスを防ぐには盲検法のような手続き上の工夫が重要であることを示唆しています。
02身近な例
自分が信じている健康法について調べるとき、それを支持する情報ばかりを目にして、効果がないという情報を見過ごしてしまうのは確証バイアスの一例です。
03講座で学ぶ
確証バイアスは、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
確証バイアスとは何ですか?
確証バイアスとは、自分の考えや仮説に合う情報ばかりを集めたり、都合よく解釈したりする心の働きのことです。
確証バイアスは研究者にも起こりますか?
はい。動物行動の研究を調べた分析では、観察者が仮説を知った状態で評価した研究の方が、盲検で行われた研究よりも偏った結果を報告しやすいことが示されています。
確証バイアスを減らす方法はありますか?
観察者が仮説を知らない状態で評価する盲検法など、情報収集や評価の手続きを工夫することで、確証バイアスの影響を小さくできる可能性があります。
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出典
- Kaanders, P., Sepulveda, P., Folke, T., Ortoleva, P., & De Martino, B. (2022). Humans actively sample evidence to support prior beliefs. eLife.
- van Wilgenburg, E., & Elgar, M. A. (2013). Confirmation Bias in Studies of Nestmate Recognition: A Cautionary Note for Research into the Behaviour of Animals. PLoS One.