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クロンバックのアルファ係数とは

英語: Cronbach's alpha ・ 更新日 2026-10-04

クロンバックのアルファ係数とは、1つの特性を測るために使う複数の質問項目の回答が、互いにどれくらい一致しているか(内的一貫性)を、0から1の数値で表す指標のことです。1951年に心理学者クロンバックが発表した論文で広く知られるようになりました。

01クロンバックのアルファ係数をくわしく

クロンバックのアルファ係数は、1951年にクロンバックが発表した論文で広く知られるようになった指標です。2017年の論文では、クロンバック自身がこの係数を発明したわけではなく、それ以前にも同じような考え方の指標が存在していたことが指摘されています。

アルファ係数は、同じ特性を測ろうとする複数の質問項目が、互いにどれだけ強く関連しあっているかを基に計算されます。項目同士の関連が強いほど、アルファ係数は高い値になります。

ただし、アルファ係数には誤解されやすい点があります。2015年の論文では、アルファ係数が高いことを、その質問項目全体が1つのまとまった特性だけを測っている証拠だと誤って解釈してしまう例が指摘されています。実際には、アルファ係数は項目同士の平均的な関連の強さを表すだけで、背後にある特性の構造(1つか、複数か)そのものを示すものではありません。

そのため、アルファ係数を使う前に、測ろうとしている質問項目が本当に1つの特性を測っていると考えてよいかを確認することが大切だとされています。2017年の論文では、こうした条件が満たされる場合には、アルファ係数は今でも役立つ指標だと述べられています。

02身近な例

性格検査で「社交的だと思う」「初対面の人とも話しやすい」など複数の質問をして、その回答のばらつき方が互いに似ているかどうかを数値化したものが、クロンバックのアルファ係数です。

03講座で学ぶ

クロンバックのアルファ係数は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第11章パーソナリティはどう測るか。質問紙法と信頼性・妥当性

FAQよくある質問

クロンバックのアルファ係数とは何ですか?

クロンバックのアルファ係数とは、1つの特性を測る複数の質問項目の回答が、互いにどれくらい一致しているかを、0から1の数値で表す指標のことです。1951年のクロンバックの論文で広く知られるようになりました。

クロンバックのアルファ係数と妥当性の違いは?

アルファ係数は、質問項目同士の回答のまとまりの良さ(内的一貫性)を示す指標です。妥当性は、その質問項目が実際に測りたいものをどれだけ正しく測れているかを示す、別の指標です。

アルファ係数が高ければ、その質問は良い指標なのですか?

必ずしもそうとは言えません。アルファ係数が高くても、それだけでは質問項目全体が1つのまとまった特性を測っているとは限らないことが指摘されています。

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確証バイアス再現性独立変数従属変数相関係数交絡変数

出典

  1. Raykov, T., & Marcoulides, G. A. (2017). Thanks Coefficient Alpha, We Still Need You! Educational and Psychological Measurement, 79(1), 200-210.
  2. Barbaranelli, C., Lee, C. S., Vellone, E., & Riegel, B. (2015). The problem with Cronbach's alpha: Comment on Sijtsma and Van der Ark (2015). Nursing Research, 64(2), 140-145.

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