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社会心理学

真実性効果とは

英語: Illusory truth effect ・ 更新日 2026-10-02

真実性効果とは、同じ情報に繰り返し接するほど、その情報を真実だと感じやすくなる現象のことです。

01真実性効果をくわしく

真実性効果とは、同じ情報に繰り返し接するほど、その情報を真実だと感じやすくなる現象のことです。1977年、ハッシャー(Lynn Hasher)、ゴールドスタイン(David Goldstein)、トッピーノ(Thomas Toppino)は、2週間おきに3回にわたり、参加者にもっともらしい文章の真偽を判定させる実験を行いました。文章の一部は毎回繰り返され、残りは毎回新しいものでした。

結果、繰り返し提示された文章は、内容が正しいかどうかにかかわらず、回を重ねるごとに「本当らしい」と評価される度合いが高まりました。一方、繰り返されなかった文章では、そうした評価の変化は見られませんでした。研究チームは、「何度も見た」という事実そのものが、真実らしさを判断する手がかりの1つとして使われていると結論づけました。

2015年にファジオらが行った研究では、参加者が正しい答えを知っている場合でも、誤った情報を繰り返し提示されると、その誤情報を真実だと感じやすくなることが示されました。研究チームはこれを「知識の軽視」と呼び、真実性効果は知識があるからといって完全には防げない点を指摘しています。

02身近な例

広告やうわさを何度も見聞きしているうちに、内容を確かめたわけでもないのに「本当かもしれない」と感じてしまうのは、真実性効果の一例です。

03講座で学ぶ

真実性効果は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第12章説得はどう起きるか。信頼性・反復・恐怖喚起の効果

FAQよくある質問

真実性効果とは何ですか?

真実性効果とは、同じ情報に繰り返し接するほど、その情報を真実だと感じやすくなる現象のことです。1977年にハッシャーらが実験で示しました。

真実性効果と単純接触効果の違いは?

単純接触効果は対象への「好感度」が高まる現象であるのに対し、真実性効果は情報の「真実らしさの評価」が高まる現象です。どちらも繰り返し接することが鍵になる点は共通しています。

知識があれば真実性効果は防げますか?

完全には防げないとされています。2015年の研究では、正しい答えを知っていても、誤情報を繰り返し提示されるとそれを真実だと感じやすくなることが示されました。

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出典

  1. Hasher, L., Goldstein, D., & Toppino, T. (1977). Frequency and the conference of referential validity. Journal of Verbal Learning and Verbal Behavior, 16(1), 107-112.
  2. Fazio, L. K., Brashier, N. M., Payne, B. K., & Marsh, E. J. (2015). Knowledge does not protect against illusory truth. Journal of Experimental Psychology: General, 144(5), 993-1002.

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