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心理学研究法インフォームド・コンセントとは
英語: Informed consent ・ 更新日 2026-10-04
インフォームド・コンセントとは、研究や治療の目的・方法・リスクなどについて十分な説明を受けたうえで、本人が自分の意志で参加や治療を受けるかどうかを決める手続きのことです。研究倫理の基本原則として、国際的な指針に取り入れられています。
01インフォームド・コンセントをくわしく
インフォームド・コンセントが法的に認められた出発点のひとつは、1914年のアメリカの裁判(Schloendorff対ニューヨーク病院協会事件)で、この判決によって「インフォームド・コンセント」という言葉が法律上の意味を持つようになったとされています。
第二次世界大戦中にナチスが行った人体実験への反省から、1947年に「ニュルンベルク綱領」が作られました。この綱領の原則の中でもとくに長く記されているのが、インフォームド・コンセントに関する内容です。
その後、タスキギー梅毒研究(十分な説明なく行われた人体実験)を受けて、1979年に「ベルモント・レポート」が発表されました。ここでは、人を対象とする研究が守るべき3つの倫理原則として、人格の尊重・善行・正義が示され、インフォームド・コンセントに必要な要素として、情報・理解・自発性の3つが挙げられています。
インフォームド・コンセントが成り立つためには、本人が同意する能力を持っていること、説明された内容を理解していること、強制されずに自由な意志で同意することが必要だとされています。これらの条件がそろわない同意は、本来の意味でのインフォームド・コンセントとはいえません。
02身近な例
心理学の実験に参加する前に、研究の目的や所要時間、個人情報の扱いについて説明を受け、参加するかどうかを自分で決められること。これがインフォームド・コンセントの手続きです。
03講座で学ぶ
インフォームド・コンセントは、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
インフォームド・コンセントとは何ですか?
インフォームド・コンセントとは、研究や治療の目的・方法・リスクについて十分な説明を受けたうえで、本人が自分の意志で参加や治療を受けるかどうかを決める手続きのことです。
インフォームド・コンセントとデブリーフィングの違いは?
インフォームド・コンセントは、研究や治療を始める前に説明を受けて同意する手続きです。デブリーフィングは、研究の目的を事前に伏せていた場合などに、研究の後で本当の目的や手順を説明する手続きで、同意を得るタイミングが異なります。
インフォームド・コンセントはいつから重視されるようになったのですか?
1947年のニュルンベルク綱領や、1979年のベルモント・レポートなど、人を対象とする研究で被害が起きた歴史への反省から、国際的な指針として整えられてきました。