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恋愛・人間関係単純接触効果とは
英語: Mere Exposure Effect ・ 更新日 2026-10-02
単純接触効果とは、ある対象に繰り返し接するだけで、その対象への好感度が高まる現象のことです。1968年に社会心理学者ザイアンス(Robert Zajonc)が実験で示しました。
01単純接触効果をくわしく
社会心理学者ザイアンスは1968年の論文で、意味を知らない外国語風の単語や漢字のような図形、人の顔写真などを、回数を変えて見せる実験を行いました。その結果、何度も見せたものほど、好ましい・良い意味だと評価されやすいことが示されました。
ポイントは、相手や対象について新しい情報を得なくても、「何度も接した」という事実だけで好感が高まるという点です。見慣れたものは処理しやすく、安心感につながるためだと考えられています。
その後、1968年から1987年までの研究をまとめたボーンスタインのメタ分析でも、この効果は多くの研究で確認されています。一方で、最初から強い嫌悪感を持っている対象には効きにくいなど、いつでも好意が増すわけではない点にも注意が必要です。
この効果を知っておくと、自分の好みを見直すヒントにもなります。「なんとなく好き」と感じているものが、実はよく目にしているだけかもしれない、と一歩引いて考えられるからです。広告や商品選びで、繰り返し見たものを選びたくなるときにも役立つ視点です。
02身近な例
毎朝同じ駅ですれ違うだけの人に、なんとなく親しみを感じる。CMで何度も聞いた曲を、いつの間にか好きになっている。こうした経験は単純接触効果で説明できます。
RESEARCH研究の解説記事
会う回数が多いほど好きになるのか。単純接触効果を恋愛の研究で読み解く(しぐさと本音)
FAQよくある質問
単純接触効果とは何ですか?
単純接触効果とは、ある対象に繰り返し接するだけで、その対象への好感度が高まる現象のことです。1968年にザイアンスが実験で示しました。
単純接触効果は恋愛でも起こりますか?
人の顔写真でも効果が確認されているため、会う回数が増えると親しみを感じやすくなる可能性があります。ただし、最初から悪い印象を持たれている場合は効きにくく、会う回数だけで好意が決まるわけではありません。
会えば会うほど好かれるのですか?
いいえ。強い嫌悪感がある相手には効きにくいなど、効果には条件があります。接触の回数は好意に影響する要因のひとつにすぎません。