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恋愛・人間関係愛着スタイルとは
英語: Attachment Style ・ 更新日 2026-10-03
愛着スタイルとは、人が親しい相手との関係の中で、どのように安心感を得ようとするかの傾向のことです。乳幼児と養育者の結びつきを説明する愛着理論から生まれ、1987年のHazanとShaverの研究以降、大人の恋愛関係にもあてはめて研究されています。
01愛着スタイルをくわしく
心理学者ハザン(Cindy Hazan)とシェイヴァー(Phillip Shaver)は1987年の論文で、乳幼児期の愛着理論を大人の恋愛関係に広げ、恋愛パートナーとの結びつきも「安全基地」として働くと提唱しました。その後の研究では、「相手に見捨てられることへの不安」と「親密さへの回避」という2つの軸から、安定型・執着型・恐れ回避型・拒絡型(無視型)に分ける整理がよく使われています。
2008年にディネロ(Dinero)らが発表した追跡調査では、10代の家族間のやりとりの質(温かさや相手への敏感さ)と、その後の恋愛関係での愛着の安定性との関連を調べました。その結果、25歳時点での家族との相互作用の質は25歳時点の愛着の安定性を予測し、25歳時点の恋愛関係での相互作用は27歳時点の愛着の安定性を予測しましたが、逆に25歳時点の愛着の安定性が27歳時点の恋愛関係での相互作用を予測する関係は見られませんでした。
愛着スタイルは、恋愛関係の中での感じ方の違いにも関わります。2010年にマラッツィーティ(Marazziti)らが成人100人を対象に行った調査では、安定型61人・執着型22人・恐れ回避型9人・拒絡型8人という分布が見られ、執着型は安定型に比べて、嫉妬にまつわる強迫的な考えや対人関係への過敏さ、relationshipを失うことへの恐れが強い傾向が示されました。
愛着スタイルは「一生変わらない性格」ではなく、新しい関係や経験の積み重ねによって変化しうるものだと考えられています。安定型だからといって常に満足度の高い関係になるとは限らず、相手との組み合わせや状況によっても結果は変わります。
02身近な例
初対面の人とすぐに親密になるのが怖い、相手の愛情をいつも疑ってしまう、相手が少し距離を置くだけで不安になる——こうした恋愛での感じ方のパターンは、愛着スタイルの違いで説明されることがあります。
03講座で学ぶ
愛着スタイルは、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
RESEARCH研究の解説記事
「追いかけると、逃げる」を繰り返すのはなぜ?愛着スタイルと恋愛の相性の研究(しぐさと本音)
FAQよくある質問
愛着スタイルとは何ですか?
愛着スタイルとは、人が親しい相手との関係の中で、どのように安心感を得ようとするかの傾向のことです。乳幼児と養育者の結びつきを説明する愛着理論から生まれ、1987年のHazanとShaverの研究以降、大人の恋愛関係にもあてはめて研究されています。
愛着スタイルは何種類ありますか?
研究では「相手に見捨てられる不安」と「親密さへの回避」という2つの軸から、安定型・執着型・恐れ回避型・拒絡型(無視型)の4つに分類されることが多いです。
愛着スタイルは変えられますか?
固定された性格ではなく、新しい関係や経験の積み重ねによって変化する可能性があるとされています。ただし、短期間で大きく変わるとは限りません。
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出典
- Hazan, C., & Shaver, P. (1987). Romantic love conceptualized as an attachment process. Journal of Personality and Social Psychology, 52(3), 511-524.(背景・古典)
- Dinero, R. E., Conger, R. D., Shaver, P. R., Widaman, K. F., & Larsen-Rife, D. (2008). Influence of family of origin and adult romantic partners on romantic attachment security. Journal of Family Psychology, 22(4), 622-632.
- Marazziti, D., Consoli, G., Albanese, F., Laquidara, E., Baroni, S., & Catena Dell'Osso, M. (2010). Romantic attachment and subtypes/dimensions of jealousy. Clinical Practice and Epidemiology in Mental Health, 6, 53-58.