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恋愛・人間関係類似性-魅力仮説とは
英語: Similarity-Attraction Hypothesis ・ 更新日 2026-10-03
類似性-魅力仮説とは、態度や価値観が自分と似ている相手ほど魅力を感じやすい、という考え方のことです。社会心理学者バーン(Donn Byrne)らの実験研究で知られています。
01類似性-魅力仮説をくわしく
社会心理学者バーン(Donn Byrne)は1961年、態度や価値観が似ている人ほど好意的に評価されやすいことを実験で示し、この現象は類似性-魅力仮説(similarity-attraction hypothesis)と呼ばれるようになりました。
2020年にフィリップ=ミュラー(Philipp-Muller)らがFrontiers in Psychology誌に発表した研究では、態度の類似性と好意的な感情的魅力との間に強い関連(r=0.46)が見られました。さらに、その話題への態度の「強さ」が高い人ほど、似ている相手と「親しくなりたい」という気持ちが強まる傾向が示されました。
類似性は友情の形成にも関わっています。2018年にパーキンソン(Parkinson)らがNature Communications誌に発表した研究では、42人の脳活動を比較し、861組のペアを分析したところ、実際に友人関係にある二人は、社会的に遠い関係の人同士よりも、動画を見ているときの脳の反応パターンが有意に似ていました。神経反応の類似度が1標準偏差高いと、友人関係である可能性は約47%高くなると報告されています。
ただし、似ていること自体が魅力を生むとは限りません。後の研究では、相手が自分と似ていると「思っていること(知覚された類似性)」の方が、客観的に実際に似ているかどうかよりも、魅力との関連が強いことも指摘されています。似た相手なら誰とでも仲良くなれるわけではなく、他の要因との組み合わせで結果が変わる点にも注意が必要です。
02身近な例
初めて会った人と出身地や好きな音楽が同じだと分かると、一気に親近感が増すことがあります。SNSで「趣味が同じ人」をフォローしたくなるのも、類似性-魅力仮説で説明できる現象です。
03講座で学ぶ
類似性-魅力仮説は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
RESEARCH研究の解説記事
価値観が同じ相手ほどうまくいくのか。類似性と恋愛の相性に関する心理学研究(しぐさと本音)
FAQよくある質問
類似性-魅力仮説とは何ですか?
類似性-魅力仮説とは、態度や価値観が自分と似ている相手ほど魅力を感じやすい、という考え方のことです。社会心理学者バーン(Donn Byrne)らの実験研究で知られています。
類似性-魅力仮説とホモフィリー(同類結合)の違いは?
類似性-魅力仮説は心理学の言葉で、似た相手に魅力を感じるという心の働きを指します。社会学で使われる「ホモフィリー」は、実際の人間関係のネットワークの中で似た人同士がつながりやすいという現象を指し、着目する対象が少し異なります。
似ているほど必ず好きになるのですか?
いいえ。実際に似ていることよりも「似ていると感じること」の影響の方が大きいとされ、似ているだけで関係がうまくいくとは限りません。
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出典
- Byrne, D. (1961). Interpersonal attraction and attitude similarity. Journal of Abnormal and Social Psychology, 62(3), 713-715.(背景・古典)
- Philipp-Muller, A., Wallace, L. E., Sawicki, V., Patton, K. M., & Wegener, D. T. (2020). Understanding when similarity-induced affective attraction predicts willingness to affiliate: An attitude strength perspective. Frontiers in Psychology, 11, 02199.
- Parkinson, C., Kleinbaum, A. M., & Wheatley, T. (2018). Similar neural responses predict friendship. Nature Communications, 9, 332.