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脳と心

ノンレム睡眠とは

英語: Non-REM Sleep ・ 更新日 2026-10-04

ノンレム睡眠とは、目がほとんど動かず、脳波がゆっくりとした波になる睡眠の状態のことです。宣言的記憶の定着に関わるとされています。

01ノンレム睡眠をくわしく

ノンレム睡眠は、レム睡眠以外の睡眠段階をまとめた呼び方で、脳波の特徴からいくつかの段階に分けられます。中でも、振幅の大きいゆっくりとした脳波が目立つ段階は徐波睡眠と呼ばれ、深い眠りとされています。

2004年にガイスとボルンが発表した論文によると、新しく学んだ言葉や事実などの宣言的記憶は、主に徐波睡眠が多い睡眠の時間帯から恩恵を受けており、レム睡眠が多い時間帯からは一貫した効果が見られないとされています。徐波睡眠中には、海馬のネットワークで新しく覚えた記憶表現が再活性化され、大脳皮質への転送・統合が進むと考えられています。

2013年にフェリーニ゠ストランビらが発表した総説は、ノンレム睡眠中に現れる睡眠紡錘波(11〜15Hzの脳波)が記憶の再活性化と関連しており、紡錘波の密度が翌日の記憶の再生成績と相関することを紹介しています。加齢とともに睡眠紡錘波の数は減少し、これが認知機能の低下と関係している可能性も指摘されています。

ノンレム睡眠が役立つのは主に宣言的記憶であり、すべての種類の記憶に同じように効くわけではない点に注意が必要です。レム睡眠とノンレム睡眠は、役割分担をしながら記憶の定着に関わっていると考えられています。

02身近な例

試験前日に徹夜するより、一度ぐっすり眠ってから勉強した内容を復習したほうが定着しやすいと言われるのは、ノンレム睡眠中に記憶が整理される働きと関係していると考えられます。

03講座で学ぶ

ノンレム睡眠は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第4章睡眠にはどんな段階があるのか。レム睡眠とノンレム睡眠とは

FAQよくある質問

ノンレム睡眠とは何ですか?

ノンレム睡眠とは、目がほとんど動かず、脳波がゆっくりとした波になる睡眠の状態のことです。宣言的記憶の定着に関わるとされています。

ノンレム睡眠と徐波睡眠は同じものですか?

徐波睡眠は、ノンレム睡眠の中でもとくに脳波の振幅が大きく、深い眠りとされる段階を指します。ノンレム睡眠は、徐波睡眠を含む、レム睡眠以外の睡眠段階全体をまとめた呼び方です。

ノンレム睡眠を増やせば記憶力が上がりますか?

ノンレム睡眠、とくに徐波睡眠は宣言的記憶の定着を助けるとする研究がありますが、効果が確認されているのは主に言葉や事実の記憶であり、睡眠を増やせばあらゆる記憶力が向上するとまでは言えません。

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神経可塑性単眼遮蔽海馬扁桃体レム睡眠錯視

出典

  1. Gais, S., & Born, J. (2004). Declarative memory consolidation: Mechanisms acting during human sleep. Learning & Memory, 11(6), 679-685.
  2. Ferini-Strambi, L., Galbiati, A., & Marelli, S. (2013). Sleep microstructure and memory function. Frontiers in Neurology, 4, 159.

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