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パーソナリティ

ランクオーダーの一貫性とは

英語: Rank-order consistency ・ 更新日 2026-10-03

ランクオーダーの一貫性とは、集団内での人々の相対的な順位が、時間が経っても保たれているかを示す、性格心理学の考え方のことです。

01ランクオーダーの一貫性をくわしく

性格心理学ではパーソナリティの安定性を測るとき、「ランクオーダーの一貫性」という考え方を使う。これは、同じ集団の中で各人の特性の強さの順位が、時間が経っても保たれているかを示す指標で、ある時点の測定値と別の時点の測定値の相関係数(再検査相関)で表される。

Terracciano, Costa, McCrae(2006)は、ボルチモア加齢縦断研究の最長42年分のデータを使い、30歳以降で年齢によってこの一貫性が系統的に変わるかを検証した。NEO-PI-Rの5つの特性の再検査相関は中央値で約.70、個々の特性では.78〜.85程度に達し、30〜50歳と50歳以降とで大きな差は見られなかった。

Terracciano, McCrae, Costa(2010)が684人を対象に行った研究では、30歳未満では再検査相関が平均.68から.75程度へ上昇したのに対し、30歳以降はほぼ変化がなく、全体の再検査相関はr=.75だった。約92%の人が.50を超える安定性係数を示し、成人のパーソナリティの順位は30歳前後でほぼ固定されることが示された。

誤解しやすい点として、ランクオーダーの一貫性が高いことは「人が全く変わらない」ことを意味しない。個人の特性の強さ自体は経験によって変化しうるが、集団内での相対的な順位は保たれやすい、という点が区別される。

02身近な例

友人グループの中で「一番社交的な人」が10年後も大体同じ人である、というように、集団内での順位が保たれやすいことを指す。

03講座で学ぶ

ランクオーダーの一貫性は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第11章パーソナリティとは何か。特性の一貫性と変化

FAQよくある質問

ランクオーダーの一貫性とは何ですか?

ランクオーダーの一貫性とは、集団内での人々の相対的な順位が、時間が経っても保たれているかを示す、性格心理学の考え方のことです。

ランクオーダーの一貫性と、個人内での変化はどう違いますか?

ランクオーダーの一貫性は「集団内での順位」が保たれているかを見るもので、各人の特性の強さの平均レベル自体が変化しないという意味ではありません。レベルが全員同じように変化すれば、順位は保たれたまま平均値が変わることもあります。

年齢を重ねると性格の順位は変わりやすくなりますか?

Terracciano, McCrae, Costa(2010)の研究では、30歳未満では順位の一貫性が年齢とともに高まりましたが、30歳以降はほとんど変化がありませんでした。成人期の多くでは、順位は比較的安定したままです。

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パーソナリティ(特性)語彙アプローチビッグファイブ(五因子モデル)

出典

  1. Terracciano, A., Costa, P. T., Jr., & McCrae, R. R. (2006). Personality Plasticity After Age 30. Personality and Social Psychology Bulletin, 32(8), 999-1009.
  2. Terracciano, A., McCrae, R. R., & Costa, P. T., Jr. (2010). Intra-Individual Change in Personality Stability and Age. Journal of Research in Personality, 44(1), 31-37.

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