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パーソナリティビッグファイブとは
英語: Five-Factor Model ・ 更新日 2026-10-03
ビッグファイブ(五因子モデル)とは、神経症傾向・外向性・開放性・協調性・勤勉性という5つの特性で、人のパーソナリティを捉える考え方のことです。
01ビッグファイブをくわしく
ビッグファイブの土台には「語彙仮説」という考え方がある。Uher(2013)によれば、この仮説の起源はゴルトン(Galton, 1884)にあり、人は社会生活で重要だと感じる個人差を、日常言語の中の言葉として符号化するという発想にもとづく。
体系的な研究は、オールポートとオドバート(Allport & Odbert, 1936)がウェブスター英語辞典から性格を表す語を収集したことに始まり、キャッテル(Cattell, 1943, 1950)が統計的手法を発展させた。その後テュープスとクリスタル、ノーマン(1967)、ゴールドバーグ(1990, 1993)らが分析を重ね、マクレーとコスタ(1997, 2008)が「文化を超えて普遍的」とされる五因子モデルを体系化した。
このモデル(神経症傾向・外向性・開放性・協調性・勤勉性)は、各言語に翻訳されたNEO-PI-Rを用いて世界の多くの文化で再現されている。Terracciano(2003)はイタリア語版を用いた575人の調査で、直交プロクラステス回転後にアメリカの基準因子との一致係数が0.96〜0.98に達したことを示し、文化を超えた構造の再現性を裏づけた。
注意点として、良い再現には「ターゲット回転」という特定の統計手法が必要になる場合が多く、この手法の妥当性には懐疑的な研究者もいる。五因子モデルは性格を説明する有力な枠組みだが、唯一の正解というわけではない。
02身近な例
性格診断で「外向性が高い」「協調性が高い」などと言われるとき、多くはこのビッグファイブの5つの特性のいずれかを指している。
03講座で学ぶ
ビッグファイブは、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
ビッグファイブ(五因子モデル)とは何ですか?
ビッグファイブ(五因子モデル)とは、神経症傾向・外向性・開放性・協調性・勤勉性という5つの特性で、人のパーソナリティを捉える考え方のことです。
ビッグファイブと語彙アプローチの違いは何ですか?
語彙アプローチは、日常言語の中にある性格を表す言葉を分析して特性の構造を見つける「方法」であり、ビッグファイブはその語彙アプローチなどの研究を重ねた結果見いだされた「5つの特性という結論」です。
ビッグファイブはどの文化でも同じように当てはまりますか?
Terracciano(2003)のイタリア語版NEO-PI-Rを用いた研究では、アメリカの基準因子との一致係数が0.96〜0.98に達し、高い再現性が示されました。ただしUher(2013)が指摘するように、良い再現には特定の統計手法(ターゲット回転)が必要な場合があり、その妥当性には議論もあります。
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出典
- Uher, J. (2013). Personality Psychology: Lexical Approaches, Assessment Methods, and Trait Concepts Reveal Only Half of the Story—Why it is Time for a Paradigm Shift. Integrative Psychological and Behavioral Science, 47(1), 1-55.
- Terracciano, A. (2003). The Italian version of the NEO PI-R: Conceptual and empirical support for the use of targeted rotation. Personality and Individual Differences, 35(8), 1859-1872.
- [背景] Goldberg, L. R. (1990). An Alternative "Description of Personality": The Big-Five Factor Structure. Journal of Personality and Social Psychology, 59(6), 1216-1229.