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心の健康うつ病とは
英語: Major Depressive Disorder ・ 更新日 2026-10-04
うつ病(大うつ病性障害)とは、気分の落ち込みや興味・喜びの喪失が2週間以上続き、日常生活に支障をきたす精神疾患のことです。世界的に最も頻度の高い精神疾患のひとつとされています。
01うつ病をくわしく
大うつ病性障害(うつ病)は、気分や意欲、思考、身体の調子に広く影響する疾患です。2020年に発表された系統的レビューは、29か国・63件の調査データをまとめ、生涯有病率は国によって2%から21%までばらつくこと、12か月有病率は1.1%から10.4%の範囲にあることを示しました。
地域差も大きく、同じレビューではヨーロッパ諸国の平均生涯有病率が11.32%と最も高く、アジア諸国で低い傾向が報告されています。性別では女性、婚姻状況では別居・離婚した人に多いという関連も確認されました。
新型コロナウイルス感染症の流行も影響しました。2021年にランセット誌に発表された研究では、2020年のパンデミックにより世界で推定5320万件のうつ病の新規発症が追加で生じ、これは流行前と比べて27.6%の増加に相当すると報告されています。
うつ病は、不安症や身体疾患、虐待歴などと高い確率で併存することが知られています。一方で、「気分が落ち込む」こと自体は誰にでも起こる反応であり、2週間以上続いて生活に支障が出ている場合にのみ診断がつく点は、誤解されやすいポイントです。
02身近な例
長期休暇をとってもずっと気分が晴れず、好きだった趣味にも興味が持てない状態が2週間以上続く場合、一時的な疲れではなくうつ病の可能性があります。
03講座で学ぶ
うつ病は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
うつ病とは何ですか?
うつ病(大うつ病性障害)とは、気分の落ち込みや興味・喜びの喪失が2週間以上続き、日常生活に支障をきたす精神疾患のことです。
うつ病と一時的な気分の落ち込みの違いは何ですか?
一時的な気分の落ち込みは誰にでも起こりますが、うつ病は気分の低下や興味の喪失などの症状が2週間以上ほぼ毎日続き、仕事や生活に明らかな支障が出ている状態を指します。
うつ病は誰でもなりますか?
生涯のうちにうつ病を経験する人の割合は国によって2〜21%とされ、女性や別居・離婚した人でやや多いことが報告されています。ただし誰にでも起こりうる疾患であり、特定の人だけがかかるわけではありません。
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出典
- Gutiérrez-Rojas, L., Porras-Segovia, A., Dunne, H., Andrade-González, N., & Cervilla, J. A. (2020). Prevalence and correlates of major depressive disorder: a systematic review. Brazilian Journal of Psychiatry, 42(6), 657-672.
- Santomauro, D. F., et al. (COVID-19 Mental Disorders Collaborators). (2021). Global prevalence and burden of depressive and anxiety disorders in 204 countries and territories in 2020 due to the COVID-19 pandemic. The Lancet, 398(10312), 1700-1712.