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健康心理学マインドフルネスとは
英語: Mindfulness ・ 更新日 2026-10-03
マインドフルネスとは、今の瞬間の経験に、評価を加えずに注意を向ける心のありかたのことです。
01マインドフルネスをくわしく
マインドフルネスのもとになる考え方は、仏教の瞑想の伝統に由来します。分子生物学者のジョン・カバットジン(Jon Kabat-Zinn)は、1979年にマインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)という8週間のプログラムを開発し、宗教的な色合いを薄めた形で西洋の医療の場に取り入れました。
カバットジンによる有名な定義は「意図的に、今この瞬間に、評価を加えずに注意を向けること」です。2013年にJournal of the American Association of Nurse Practitionersに掲載された解説でも、マインドフルネスは「好奇心を持ち、オープンな態度で、評価を加えずに今の瞬間に注意を向けること」と説明されています。
MBSRは、2時間半のセッションを8回と、1日がかりの集中練習日を組み合わせたプログラムで、呼吸法の瞑想やヨガの姿勢、ボディスキャン(体の感覚を順番に意識する練習)などから構成されます。元々は慢性疼痛のある患者を対象に、ストレスを減らす目的で開発されました。
その後、マインドフルネスを取り入れた手法は、うつ病の再発予防や物質使用障害の治療など、さまざまな臨床の場面に広がっています。ただし、2009年の論説では、マインドフルネスという言葉が多くの文脈で使われるようになった結果、本来の意味が薄れてしまう懸念も指摘されています。
02身近な例
食事をしながらスマートフォンを見るのではなく、味や香りに注意を向けて食べることは、マインドフルネスの練習の一例として紹介されることがあります。
03講座で学ぶ
マインドフルネスは、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
マインドフルネスとは何ですか?
マインドフルネスとは、今の瞬間の経験に、評価を加えずに注意を向ける心のありかたのことです。
マインドフルネスと瞑想は同じものですか?
瞑想はマインドフルネスを育てるための練習方法のひとつですが、マインドフルネス自体は「今の瞬間に評価を加えずに注意を向ける」という心のありかたを指す、より広い概念です。
マインドフルネスには効果があるのですか?
うつ病の再発予防や慢性疼痛へのプログラムなど、臨床の場面で研究が重ねられていますが、言葉が広く使われるようになった分、本来の意味とずれた使われ方をされているという指摘もあります。
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出典
- Kabat-Zinn, J. (1982). An outpatient program in behavioral medicine for chronic pain patients based on the practice of mindfulness meditation: Theoretical considerations and preliminary results. General Hospital Psychiatry, 4(1), 33-47.(原典・背景。DOIの実在はdoi.orgのリダイレクトで確認)
- Robins, J. L., Kiken, L., Holt, M., & McCain, N. L. (2013). Mindfulness: An effective coaching tool for improving physical and mental health. Journal of the American Association of Nurse Practitioners, 26(9), 511-518.
- Marcus, M. T., & Zgierska, A. (2009). Mindfulness-based therapies for substance use disorders: Part 1 (Editorial). Substance Abuse, 30(4), 263.