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心理学研究法

妥当性とは

英語: Validity ・ 更新日 2026-10-04

妥当性とは、ある測定方法が、測りたいものを実際にどれだけ正しく捉えているかを示す指標のことです。質問項目の回答の一致度を示す信頼性とは異なる概念であり、測定を評価するうえでは両方を確認することが必要だとされています。

01妥当性をくわしく

妥当性とは、ある検査や質問紙が、測定しようとしている心理的な特性や概念を、実際にどれだけ正しく捉えているかを示す考え方です。妥当性には、内容的妥当性・基準関連妥当性・構成概念妥当性など、いくつかの種類があるとされています。

妥当性と信頼性は別の概念ですが、関係しています。2026年の論文では、「信頼性は妥当性の前提条件であり、回答が一貫していない測定は、安定した構成概念を捉えることができない」と述べられています。つまり、回答がばらつきすぎる(信頼性が低い)測定は、そもそも何を測っているかもはっきりしないため、妥当性を検討する土台が整っていないと考えられます。

ただし、信頼性が高いだけでは妥当性があるとは言えません。同じ論文では、「信頼性だけでは、測定項目やその得点の解釈が、測ろうとしている構成概念や理論とどう結びついているかを考えずに、意味のある解釈はできない」とされ、妥当性を確かめるには、複数の種類の根拠を積み重ねる、段階的な検討が必要だと説明されています。

2026年の別の論文でも、信頼性(測定の一貫性)と妥当性(測りたいものを正しく測れているか)は役割が異なる指標として整理されており、心理学の測定を評価する際には、どちらか一方だけでなく、両方を確認することが推奨されています。

02身近な例

体重計が同じ人を何度測っても同じ値を示すなら「信頼性」が高いといえますが、その体重計が実は身長を測るためのものだったら、体重という「測りたいもの」を正しく捉えていないため「妥当性」は低いことになります。

03講座で学ぶ

妥当性は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第11章パーソナリティはどう測るか。質問紙法と信頼性・妥当性
  2. 第11章MBTIや血液型性格判断はなぜ心理学的に支持されていないのか

FAQよくある質問

妥当性とは何ですか?

妥当性とは、ある測定方法が、測りたいものを実際にどれだけ正しく捉えているかを示す指標のことです。

妥当性と信頼性の違いは?

信頼性は、測定の結果がどれだけ一貫しているか(同じ条件で測ればだいたい同じ値になるか)を示す指標です。妥当性は、その測定が測りたいものを実際に正しく捉えているかを示す指標で、信頼性が高いことは妥当性の前提にはなりますが、それだけで妥当性が保証されるわけではありません。

信頼性が高ければ、妥当性も高いのですか?

いいえ。信頼性が高くても、測定している内容が測りたい概念とずれていれば、妥当性は低くなります。妥当性を確かめるには、測定と測りたい概念の結びつきを示す、複数の根拠を積み重ねる必要があるとされています。

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確証バイアス再現性独立変数従属変数相関係数交絡変数

出典

  1. Goos, C., Bakker, M., Wicherts, J. M., & Nuijten, M. B. (2026). Measurement reliability, construct validity, and transparent reporting in original and replication psychological research. PLoS One, 21(9), e0356070.
  2. Madadizadeh, F., & Bahariniya, S. (2026). Practical and implementation challenges of three important psychometric indices. Iranian Journal of Medical Sciences, 51(6), 460-463.

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