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感情・動機づけ

外発的動機づけとは

英語: Extrinsic motivation ・ 更新日 2026-10-04

外発的動機づけとは、報酬や評価、罰の回避など、活動そのものとは別の結果を得ることを目的として行動する動機づけのことです。デシとライアンの自己決定理論では、興味や楽しさから生じる内発的動機づけと対比して説明されます。

01外発的動機づけをくわしく

外発的動機づけとは、行動そのものへの興味ではなく、報酬や評価、罰の回避など、行動の結果として得られる外部のものを目的として行動が引き起こされることです。デシとライアンの自己決定理論(1980年)では、動機づけを、意欲がまったくない「非動機づけ」、外部の結果を目的とする「外発的動機づけ」、活動そのものへの興味による「内発的動機づけ」の3つに分けて説明しています。

自己決定理論では、自律性(自分の意志で行動している感覚)・有能感(課題をうまくやれているという感覚)・関係性(他者とのつながりの感覚)という3つの基本的心理的欲求が満たされるかどうかが、動機づけの質に関わるとされています。2015年に発表された医学教育についてのレビューでは、これらの欲求を支える指導のあり方が、学習者の内発的動機づけを育てるうえで重要だと指摘されています。

外発的動機づけは、内発的動機づけを損なう場合があることが知られています。2022年のレビューでは、課題の達成に応じて与えられる外的な報酬が、その課題への内発的動機づけを下げる「アンダーマイニング効果」に関する報告が紹介されており、報酬の与えられ方によって内発的動機づけへの影響が変わりうることが示されています。

ただし、外発的動機づけが常に望ましくないわけではありません。目標や評価が、行動を始めたり続けたりするきっかけになることも多く、状況によって報酬と興味の両方が行動を支える場合もあると考えられています。

02身近な例

勉強そのものはあまり好きではないが、良い成績を取れば欲しいものを買ってもらえると分かっているので試験に向けて勉強する。これは外発的動機づけによる行動の例です。

03講座で学ぶ

外発的動機づけは、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第10章動機づけとは何か。欲求・動因・目標
  2. 第10章内発的動機づけと外発的動機づけ。アンダーマイニング効果とは何か

FAQよくある質問

外発的動機づけとは何ですか?

外発的動機づけとは、報酬や評価、罰の回避など、活動そのものとは別の結果を目的として行動が引き起こされることです。自己決定理論では、内発的動機づけと対比して説明されます。

外発的動機づけと内発的動機づけの違いは?

内発的動機づけは活動そのものへの興味や楽しさから生じるのに対し、外発的動機づけは報酬や評価、罰の回避など外部の結果を目的として生じます。

外発的動機づけは良くないものですか?

必ずしもそうではありません。外的な報酬が内発的動機づけを下げる場合があることが知られていますが、目標や評価が行動のきっかけになることもあり、状況によって影響は異なります。

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感情の要素モデルアンダーマイニング効果内発的動機づけインセンティブ動機づけ

出典

  1. Morris, L. S., Grehl, M. M., Rutter, S. B., Mehta, M., & Westwater, M. L. (2022). On what motivates us: a detailed review of intrinsic v. extrinsic motivation. Psychological Medicine, 52(10), 1801-1816.
  2. Orsini, C., Evans, P., & Jerez, O. (2015). How to encourage intrinsic motivation in the clinical teaching environment?: a systematic review from the self-determination theory. Journal of Educational Evaluation for Health Professions, 12, 8.

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