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感情・動機づけ

動機づけとは

英語: Motivation ・ 更新日 2026-10-04

動機づけとは、目標に向かって行動を引き起こし、それを持続させる心のはたらきのことです。

01動機づけをくわしく

動機づけの代表的な理論の一つに、デシ(Edward Deci)とライアン(Richard Ryan)が提唱した自己決定理論があります。この理論では、動機づけを「やりたいからやる」内発的動機づけと、「報酬や評価のためにやる」外発的動機づけに分け、自律性・有能感・関係性という3つの心理的欲求が満たされることが、より自律的な動機づけにつながると考えます。

2012年にテイシェイラらが66本の実証研究をまとめた系統的レビューでは、運動・身体活動の分野において、自律的な動機づけ(内発的動機づけや、価値を自分のものとして受け入れた「同一化的調整」)が、運動を始めることや続けることと関連していることが示されました。運動を始める段階では同一化的調整が、長期的に運動を続ける段階では内発的動機づけがより強く関わる傾向も報告されています。

2013年にサンリらが発表したレビューでは、学習者自身が練習の進め方を選べる環境が、自律性や有能感の充足を通じて運動技能の学習を助ける可能性が論じられていますが、この分野の研究の多くは動機づけそのものを直接測定していないという限界も指摘されています。

動機づけは「やる気があるかないか」という量の問題として語られがちですが、自己決定理論ではその質(自律的か、統制されたものか)も重視される点に注意が必要です。

02身近な例

好きで続けているランニングと、健康診断の数値のために仕方なく続けている運動とでは、同じ運動でも動機づけの性質が異なります。

03講座で学ぶ

動機づけは、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。

  1. 第10章動機づけとは何か。欲求・動因・目標
  2. 第10章内発的動機づけと外発的動機づけ。アンダーマイニング効果とは何か

FAQよくある質問

動機づけとは何ですか?

動機づけとは、目標に向かって行動を引き起こし、それを持続させる心のはたらきのことです。

内発的動機づけと外発的動機づけの違いは?

内発的動機づけは活動そのものへの興味や楽しさから行動することを指し、外発的動機づけは報酬や評価など、活動の外にある目的のために行動することを指します。

ご褒美を与えればやる気は上がりますか?

一概には言えません。自己決定理論の研究では、自律性・有能感・関係性という欲求が満たされるかどうかが、より持続的な動機づけに関わるとされており、外からの報酬だけでは長続きしない場合があります。

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感情の要素モデルアンダーマイニング効果内発的動機づけ外発的動機づけインセンティブ

出典

  1. Teixeira, P. J., Carraça, E. V., Markland, D., Silva, M. N., & Ryan, R. M. (2012). Exercise, physical activity, and self-determination theory: A systematic review. International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity, 9, 78.
  2. Sanli, E. A., Patterson, J. T., Bray, S. R., & Lee, T. D. (2013). Understanding self-controlled motor learning protocols through the self-determination theory. Frontiers in Psychology, 3, 611.

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