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学習と記憶忘却曲線とは
英語: Forgetting Curve ・ 更新日 2026-10-03
忘却曲線とは、新しく学んだ内容が時間の経過とともにどれくらい忘れられていくかを表したグラフのことです。
01忘却曲線をくわしく
ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスは、1885年に自分自身を実験参加者として、意味のない音節を使った記憶実験を7か月間行い、学んだ内容がどれくらいの速さで忘れられていくかを数式で表そうとしました。
2015年に発表された再現実験では、1人の実験参加者が70時間をかけて70個のリストを学習し、20分後・1時間後・9時間後・1日後・2日後・6日後・31日後に再学習にかかる時間を比べました。その結果、20分後の時点では覚え直す手間がおよそ4割節約できたのに対し、31日後にはその節約分は1割程度まで下がっており、エビングハウスの研究で示されたパターンとよく似た結果が確認されました。
つまり、学んだ直後の数時間から1日ほどの間に多くを忘れ、その後は忘れる速さがゆっくりになっていく、という大まかな形は再現されましたが、曲線の形は常に滑らかというわけではなく、測り方や間隔の取り方によって細部は変わります。
忘却曲線は「何も手を加えなければ記憶はこう減っていく」という平均的な傾向を示すものであり、内容の種類や覚え方、復習の間隔によって実際の忘れ方は変わる点に注意が必要です。
02身近な例
英単語を覚えた翌日にはかなり忘れてしまうのに、1週間後に残っている分はそれほど減っていない、という感覚は忘却曲線で説明される典型的なパターンです。
03講座で学ぶ
忘却曲線は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
忘却曲線とは何ですか?
忘却曲線とは、新しく学んだ内容が時間の経過とともにどれくらい忘れられていくかを表したグラフのことです。1885年にエビングハウスが自分自身を対象にした実験で示し、2015年の再現実験でも似たパターンが確認されています。
忘却曲線は誰でも同じ形になりますか?
元になったエビングハウス自身の実験は本人1人だけを対象にしたものです。2015年の再現実験でも大まかなパターンは確認されましたが、学ぶ内容や覚え方によって忘れる速さは変わります。
忘却曲線と分散効果(間隔をあけた復習)の違いは何ですか?
忘却曲線は「何もしなければ記憶がどう減るか」を表すもので、分散効果は「復習の間隔をあけるほど記憶が残りやすくなる」という別の現象です。忘却曲線を踏まえて復習のタイミングを考える際に、よく一緒に紹介されます。