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産業・組織心理学職務満足とは
英語: Job satisfaction ・ 更新日 2026-10-03
職務満足とは、自分の仕事や仕事での経験を評価した結果として生じる、心地よい感情の状態のことです。
01職務満足をくわしく
職務満足という考え方を体系化したのは、組織心理学者のエドウィン・ロック(Edwin A. Locke)です。ロックは1976年の論文で、職務満足を「自分の仕事や仕事での経験を評価した結果として生じる、心地よい、または前向きな情緒的状態」と定義しました。
2020年にFrontiers in Psychologyに掲載された研究では、ロックの定義を引用し、職務満足を「自分の仕事に対する情緒的な態度」としたうえで、仕事に対して何を求めるか(基本的な欲求)と、実際にその欲求がどれだけ満たされているかの一致度が、職務満足を左右するとされています。
医療機関の職務満足を扱った2012年のインドの研究でも、職務満足は「仕事において自分の価値観が実現されていると感じることから生まれる、心地よい情緒的状態」と説明され、賃金や昇進、同僚との関係など複数の側面に対する満足・不満の集まりとして捉えられています。
職務満足は離職の意向や組織への一体感とも関連づけて研究されていますが、これはあくまで本人の評価であり、仕事の客観的な条件の良さをそのまま表すわけではない点に注意が必要です。
02身近な例
給料には満足していても、上司との関係に不満がある場合、職務満足は仕事の側面ごとに分けて考える必要があります。
03講座で学ぶ
職務満足は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
RESEARCH研究の解説記事
同僚の給料を知ると、満足度は下がるのか。収入の「順位」と幸福感の研究(お金と心理)
FAQよくある質問
職務満足とは何ですか?
職務満足とは、自分の仕事や仕事での経験を評価した結果として生じる、心地よい感情の状態のことです。
職務満足と給料の高さは同じことですか?
いいえ。職務満足は給料だけでなく、仕事内容や昇進、同僚との関係など複数の側面への評価が合わさった、本人の情緒的な状態です。給料が高くても他の側面に不満があれば職務満足は下がることがあります。
職務満足が高いとどうなりますか?
研究では、職務満足が高い人ほど離職の意向が低い傾向があるとされています。ただし、これは関連を示したものであり、必ずそうなるとは限りません。
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出典
- Dörendahl, J., Niepel, C., & Greiff, S. (2020). Actually getting some satisfaction on the job: Need-supply fit of fundamental motives at work. Frontiers in Psychology, 11, 1740.
- Bhatnagar, K., & Srivastava, K. (2012). Job satisfaction in health-care organizations. Industrial Psychiatry Journal, 21(1), 75-78.