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産業・組織心理学変革型リーダーシップとは
英語: Transformational leadership ・ 更新日 2026-10-03
変革型リーダーシップとは、リーダーが部下を励まし、期待以上の成果を引き出すような関わり方のことです。
01変革型リーダーシップをくわしく
変革型リーダーシップという概念は、政治学者のジェームズ・マクレガー・バーンズ(James MacGregor Burns)が1978年の著書でリーダーシップのひとつの形として示し、その後、心理学者のバーナード・バス(Bernard M. Bass)が1985年の著書で組織の文脈にあてはめて体系化しました。
看護師を対象にした2014年の研究では、バスらの整理にもとづき、変革型リーダーシップは「理想的な影響力」「鼓舞する動機づけ」「知的刺激」「個別配慮」という4つの要素に分けられるとされています。「理想的な影響力」はリーダーが部下から信頼・尊敬される存在になること、「鼓舞する動機づけ」は将来への前向きな見通しを示すこと、「知的刺激」は創造性や工夫を促すこと、「個別配慮」は部下一人ひとりに関心を向けることを指すとされます。
2024年にFrontiers in Psychologyに掲載された研究では、変革型リーダーシップは部下の個人的な目的と組織の目的を結びつけることで、部下が自分自身の期待を超える水準の働きを示すようになると説明されています。
この研究で使われるフルレンジ・リーダーシップ・モデルという枠組みでは、変革型リーダーシップは「放任型」「取引型(条件に応じて対応する型)」と並ぶ3つのスタイルのひとつとして位置づけられており、状況によって他のスタイルと組み合わせて使われることもあるとされています。
02身近な例
新しいプロジェクトの意義を熱意をもって語り、メンバー一人ひとりの強みに合わせて声をかけるリーダーは、変革型リーダーシップの例として説明されることがあります。
03講座で学ぶ
変革型リーダーシップは、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
変革型リーダーシップとは何ですか?
変革型リーダーシップとは、リーダーが部下を励まし、期待以上の成果を引き出すような関わり方のことです。
変革型リーダーシップと取引型リーダーシップの違いは何ですか?
取引型リーダーシップは、成果に応じて報酬や評価を与えるという条件のやり取りを中心にした関わり方です。これに対し変革型リーダーシップは、部下を励まし、将来への前向きな見通しを示すことで、期待以上の成果を引き出そうとする関わり方です。
変革型リーダーシップの要素にはどんなものがありますか?
代表的な整理では、理想的な影響力、鼓舞する動機づけ、知的刺激、個別配慮という4つの要素に分けられています。
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出典
- Hayati, D., Charkhabi, M., & Naami, A. (2014). The relationship between transformational leadership and work engagement in governmental hospitals nurses: a survey study. SpringerPlus, 3, 25.
- Garzón-Lasso, F., Serrano-Malebrán, J., Arenas-Arango, S., & Molina, C. (2024). Full range leadership style and its effect on effectiveness, employee satisfaction, and extra effort: an empirical study. Frontiers in Psychology, 15, 1380935.