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学習と記憶罰とは
英語: Punishment ・ 更新日 2026-10-04
罰とは、ある行動のあとに起こる出来事によって、その行動が将来起こりにくくなる働きのことです。
01罰をくわしく
罰とは、オペラント条件づけにおいて、行動の直後に不快な刺激が加わる(正の罰)か、好ましい刺激が取り除かれる(負の罰)ことで、その行動の将来の生起頻度が下がることを指します。強化とは逆に、行動を減らす方向に働く手続きです。
1965年にヘイクとアズリンがハトを用いて行った実験では、食物で強化された反応に対し、電気ショックと対呈示した中性刺激(条件性罰子)を与えると反応率が低下し、その低下の程度はショックの強さに応じて変化することが示されました。
2014年にバウトンとシェパーズがラットを用いて行った実験では、ある場所でレバー押しを罰すると反応は抑えられますが、訓練時と同じ場所に戻すと抑えられていた反応が再び現れる「renewal(復帰)」という現象が確認されました。罰による抑制が、場所などの文脈に強く結びついていることを示す結果です。
罰は行動を一時的に抑えることはできますが、どのような行動が望ましいかを教えるものではなく、効果が文脈に依存して長続きしない場合がある点には注意が必要です。
02身近な例
いたずらをした子どもを叱ると、その場ではいたずらが減ることがありますが、叱られない状況では再び同じ行動が現れることがあります。
03講座で学ぶ
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FAQよくある質問
罰とは何ですか?
罰とは、ある行動のあとに起こる出来事によって、その行動が将来起こりにくくなる働きのことです。
罰と負の強化はどう違いますか?
負の強化は不快な刺激を取り除くことで行動を「増やす」手続きであるのに対し、罰は刺激を与えるか取り除くことで行動を「減らす」手続きです。方向が逆になります。
罰を与えればその行動はなくなりますか?
そうとは限りません。動物実験では、罰を与えた場所から離れると抑えられていた行動が再び現れる現象が報告されており、罰の効果は状況に依存して失われることがあります。
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出典
- Hake, D. F., & Azrin, N. H. (1965). Conditioned punishment. Journal of the Experimental Analysis of Behavior, 8(5), 279-293.
- Bouton, M. E., & Schepers, S. T. (2014). Renewal after the punishment of free operant behavior. Journal of Experimental Psychology: Animal Learning and Cognition, 41(1), 81-90.