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学習と記憶強化とは
英語: Reinforcement ・ 更新日 2026-10-04
強化とは、ある行動のあとに起こる出来事によって、その行動が将来起こりやすくなる働きのことです。
01強化をくわしく
強化とは、心理学者スキナー(B. F. Skinner)が整理したオペラント条件づけの中心概念で、行動の直後に起こる出来事(刺激の追加や除去)によって、その行動の将来の生起頻度が高まることを指します。好ましい刺激を与える「正の強化」と、不快な刺激を取り除く「負の強化」に分けられます。
1956年にションフェルドらがまとめた総説では、強化がどのようなタイミング・頻度で与えられるか(強化スケジュール)によって行動のパターンが大きく変わることが整理され、固定比率・変動比率など複数の分類が提案されました。
1992年にフリーマンとラッタルがハトを用いて行った実験では、過去にどのような強化スケジュールを経験したかという「行動の履歴」が、その後まったく同じ条件下に置かれても反応率に影響を与え続けることが示されました。強化の効果は、その場の条件だけでなく、過去の学習履歴にも左右されるということです。
誤解されやすい点として、強化は必ずしも「ご褒美」や快い出来事とは限りません。苦手な作業を免除することも、その行動を増やすなら負の強化にあたります。何が強化子になるかは個体や状況によって異なり、一律には決められません。
02身近な例
欲しいお菓子をねだって泣いたら買ってもらえた経験が続くと、泣く行動が強化され、次も泣きやすくなります。
03講座で学ぶ
強化は、無料講座「ゼロから学ぶ心理学入門」の次のレッスンで詳しく学べます。
FAQよくある質問
強化とは何ですか?
強化とは、ある行動のあとに起こる出来事によって、その行動が将来起こりやすくなる働きのことです。
強化と報酬(ご褒美)は同じですか?
必ずしも同じではありません。報酬は一般に快い出来事を指しますが、強化は「その後に行動が増える」という結果で定義されるため、苦手なことの免除のように、一見ご褒美に見えないものが強化子になることもあります。
正の強化と負の強化の違いは?
正の強化は望ましい刺激を「与える」ことで行動を増やし、負の強化は不快な刺激を「取り除く」ことで行動を増やします。どちらも行動が増える点では共通しています。
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出典
- Schoenfeld, W. N., Cumming, W. W., & Hearst, E. (1956). On the classification of reinforcement schedules. Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 42(8), 563-570.
- Freeman, T. J., & Lattal, K. A. (1992). Stimulus control of behavioral history. Journal of the Experimental Analysis of Behavior, 57(1), 5-15.