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心理学の独学Q&A公認心理師と臨床心理士の違いは?
更新日 2026-10-02
公認心理師は国が定めた国家資格、臨床心理士は日本臨床心理士資格認定協会が認定する民間資格です。上下関係はなく、どちらも独立した資格です。
01資格の種類と歴史
公認心理師は2017年施行の国家資格、臨床心理士は1988年開始の民間資格です。
臨床心理士は、公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が1988年に認定を始めた民間資格です。長年、心理の専門職を示す資格として、医療・教育・福祉の現場で使われてきました。スクールカウンセラーの多くが臨床心理士の資格を持っていた時期もあります。
公認心理師は、2015年に成立した公認心理師法にもとづく国家資格で、2017年に全面施行されました。心の健康に関する相談・援助を行う専門職の資質を保つことを目的に、国の制度として新しく作られました。それまで民間資格だけだった心理の専門職に、初めて国家資格ができたことになります。
02資格を得るための道のり
公認心理師は国家試験、臨床心理士は資格認定協会の試験に合格して得られます。
公認心理師になるには、大学・大学院で指定科目を修めるなどの受験資格を満たし、国にもとづいて指定された機関が実施する公認心理師試験に合格して、公認心理師登録簿に登録される必要があります。受験資格の科目数や実務経験の条件は、法律と関連の規則で定められています。
臨床心理士になるには、日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院(1種・2種)や専門職大学院を修了し、同協会が実施する資格認定試験(筆記・論文記述・面接)に合格する必要があります。専門職大学院の修了者は、論文記述試験が免除されます。
03資格の更新
臨床心理士は5年ごとの資格更新が必要ですが、公認心理師には更新制度がありません。
臨床心理士は、日本臨床心理士資格認定協会が指定する研修への参加や発表などの要件を満たして、5年に1回資格を更新する必要があります。更新を怠ると資格を失うため、働き続けるあいだは継続的な学びが前提になっています。
公認心理師には、こうした定期的な更新試験や研修の義務はありません。ただし、公認心理師法に定められた守秘義務などに違反すると、登録が取り消されることがあります。
04どちらを目指せばいい?
どちらが上というものではなく、同じ大学院で両方の資格を目指す人も多くいます。
公認心理師と臨床心理士は、どちらも心理学にもとづく支援を行う専門職を示す資格ですが、制度として独立しており、上下関係にはありません。公認心理師は保健医療・福祉・教育・司法・産業など幅広い分野、臨床心理士は臨床心理学にもとづく心の支援を中心に活動してきた歴史があります。
現在、公認心理師の受験資格に対応した大学院の多くは、同時に臨床心理士の指定大学院にもなっています。そのため、大学院で心理学を学び、卒業後に両方の資格を取得して働く人も多くいます。どちらを目指すか迷っている場合は、進学先の大学院が、それぞれの資格のどちらに対応しているかを募集要項で確認するとよいでしょう。
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FAQよくある質問
公認心理師と臨床心理士はどちらが上の資格ですか?
上下関係はありません。公認心理師は国家資格、臨床心理士は民間資格で、それぞれ独立した制度です。
両方の資格を同時に目指すことはできますか?
できます。公認心理師の受験資格に対応した大学院の多くは、臨床心理士の指定大学院も兼ねています。
資格の更新が必要なのはどちらですか?
臨床心理士は5年ごとの更新が必要です。公認心理師には定期的な更新制度はありません。
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